メールマガジン 2017年5月26日号

第50号 


藤沢法人会 メールマガジン会員の皆様

こんにちは
最近は気温が30度を超える日もありかなり夏らしくなってきました。
各支部で会員会議が行われ、来月は公益社団法人になってから5回目の通常総会です。
東大名誉教授の月尾嘉男氏の講演があり、そして多くの会員と交流ができる懇談会も予定されています。
是非とも、湘南クリスタルホテルの会場に集まりたいものです。

それでは今月もしばし、メールマガジンで会話のネタを仕入れてみてください。
まずは経済のニュースから・・・

▼今月のトピックス!▼

  1. 日銀、9年ぶりに景気拡大へと上方修正

  2. GDP、5四半期連続のプラス成長に

  3. 新規不動産向け融資、過去最大に

  4. 昨年度経常収支、9年ぶりに20兆円黒字

  5. 米国の対日赤字、55%増の8200億円

  6. 平均貯蓄額は4年連続増加で最高に

  7. 年金開始、71歳以上も選択可能に提言

  8. 訪日客、過去最速で1千万人突破

日銀、9年ぶりに景気拡大へと上方修正

日銀の金融政策決定会合で、国内景気の現状判断を9年ぶりに「緩やかな拡大に転じつつある」に上方修正しました。堅調な海外経済に支えられて輸出や生産が伸びて景気判断は「一歩前進した」との見方を示しました。その上で、2017年度の経済成長率はこれまでの1.5%から1.6%に引き上げました。また、長らく目標としてきた物価上昇率2%の実現に関しては、2017年度は消費者の低価格志向を反映した小売り大手の値下げの動きから、これまでの1.5%から1.4%に引き下げました。

GDP、5四半期連続のプラス成長に

内閣府は1~3月期の国内総生産(GDP)は実質で0.5%増となり、年率換算で2.2%増になると発表しました。プラス成長は5四半期連続となり、約11年ぶりの長さになりました。実質GDPの項目別でみると、個人消費が前期比0.4%、設備投資が0.2%増、輸出が2.1%増となっている。また、同時に発表された2016年度の実質GDPは前年度比1.6%増となり、名目では同1.2%増の537兆9千億円で、過去最高となりました。

新規不動産向け融資、過去最大に

日銀の発表によると、2017年1~3月期に金融機関が不動産業に新たに貸し出された設備資金は4兆4858億円となり、四半期ベースでは過去最大になることが分かりました。不動産向け融資が伸びている背景には、日銀の金融緩和やマイナス金利政策による低金利実態があることに加え、金融機関でも収益確保への積極的な対応もあり、マンションなどへの融資が伸びてきています。新規貸出額のうち、不動産向けが3割弱を占めています。一部の金融機関で不動産への融資割合が高く、甘い審査があるのではとの指摘も出ています。

昨年度経常収支、9年ぶりに20兆円黒字

財務省は2016年度の経常収支は20兆1990億円の黒字となったと発表しました。9年ぶりに黒字額が20兆円台になり、黒字幅の拡大は3年連続となりました。経常収支の内訳では、配当や外国債券の利子収入を含む第1次所得収支の黒字額は18兆356億円となり、貿易収支も原油安を背景に輸入額が減少し5兆7654億円の黒字となった一方で、サービス収支は9,748億円の赤字、第二次所得収支は2兆 908億円の赤字となりました。


一方でアメリカでは貿易赤字にトランプ大統領が怒っていそうな数字が発表されております。

米国の対日赤字、55%増の8200億円

米商務省の発表によると、3月のモノの貿易収支で、日本に対する赤字は72億4千万ドル(約8200億円)だったことが明らかになりました。前月比55.0%の増加で、自動車や同部品の輸入が増えたことが背景にあります。国別赤字額の最多となった相手国は中国で、対中赤字額は前月比7.0%増の245億7900万ドルとなり、米国の貿易赤字の4割強を占めています。米新政権は公正な貿易を掲げており、今後、中国や日本へ貿易赤字削減に向けた交渉が加速するとみられます。


さて、貯蓄と年金のお話にも注目です。

平均貯蓄額は4年連続増加で最高に

総務省は2016年家計調査(2人以上世帯)で、1世帯当たりの平均貯蓄額は前年比0.8%増の1,820万円になったと発表しました。4年連続での増加で、比較が可能な2002年以降で最も高いことになりました。世帯主が60歳以上の高齢者世帯の平均直額は2385万円で全体を押し上げる形となっており、全世帯の67.7%は平均貯蓄額の1820万円を下回っています。貯蓄額の増加背景には将来不安への備えと節約志向を強めたとみられています。

年金開始、71歳以上も選択可能に提言

自民党の1億総活躍推進本部は現在の60~70歳で年金受給開始時期の選択可能枠を希望者には71歳以上も選択できるよう制度を見直すよう提言しました。年金財政の安定を狙いにしたもので、受給開始を71歳以上にまで広げることで働くことが可能な高齢者に社会保障の支え手に回ってもらう考えを示しています。提言では、66歳以上も本人が希望する限り働けるように国や産業に呼び掛けるとともに、受給開始時期の選択制についても周知を図るとしています。


それでは気分を変えて、外国人観光客の来日状況についても目を向けましょう。

訪日客、過去最速で1千万人突破

観光庁の発表によると、今年、日本を訪れた外国人旅行者は5月13日時点で1千万人を突破したことが分かりました。昨年より3週間程度早く、過去最速のペースで1千万人を突破したことになります。また、4月の訪日客数は単月として過去最高となった昨年7月の229万人を上回る257万8900人に上り、最高を更新しました。桜の開花時期に訪日する外国人旅行者が多かったとみられます。4月の訪日客の国・地域別にみると、韓国が最多で、中国、台湾、香港が続きました。



さて、来月は梅雨入りです。今年の梅雨の雨の降り方はどうなのでしょうか?
空梅雨だと真夏の水不足が心配になりますし、あまり降っても水害が心配、さらに農作物にも影響が心配です。
いづれにしても梅雨入り前のこの時期の爽やかな初夏を楽しみたいものです。