メールマガジン 2017年12月26日号を掲載しました

第57号


藤沢法人会 メールマガジン会員の皆様

今年もあと5日で終わり、時の流れの速さには驚かされます。
大掃除、取引先への年末の挨拶回りと忙しくお過ごしかと存じます。今年も1年、藤沢法人会のメールマガジンをご愛読いただきありがとうございました。

この秋以降のニュースを振り返ってみると、かなり好景気なニュースが目に付き、さらに、人手不足の話題も多いようです。皆さんの会社でも実感がありますか?

▼今月のトピックス!▼

  1. 中小の景況感、26年ぶりの高水準に

  2. 中小での人手不足、バブル期の水準に

  3. 求人倍率、43年9カ月ぶりの高水準に

  4. 流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」

  5. 新天皇即位と改元、2019年5月1日決定

 

中小の景況感、26年ぶりの高水準に

日銀の12月企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を表す業況判断指数(DI)がプラス25となったことが分かりました。前回調査(9月)より3ポイント上昇し、5四半期連続で改善し、平成18年12月以来、11年ぶりで高水準となりました。一方、大企業非製造業でのDIはプラス23で、前回調査と横ばいでした。中小企業の全産業はプラス11となり、26年ぶりの高水準でした。DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた数値です。


中小での人手不足、バブル期の水準に

日銀の短観によると、雇用人員が「過剰」と答えた企業の割合から「不足」と答えた企業の割合を差し引いた雇用人員判断指数(DI)は、大企業がマイナス19、中小企業がマイナス34となっていることが分かりました。いずれもバブル期並みの水準にあると指摘するとともに、とくに中小の建設や運輸、宿泊・飲食サービスなどでは深刻さを増しているとしました。日銀では、労働力不足が賃上げにつながるとみています。


求人倍率、43年9カ月ぶりの高水準に

厚生労働省は10月の有効求人倍率は1.55倍となり、1974年1月以来、43年9か月ぶりの高い水準となったと発表しました。求人倍率は求職者1人当たりの求人数で、9月までの3カ月間は1.52倍での横ばい推移が続いてきており、10月は0.03ポイント上昇したことになります。業種別の新規求人数は、自動車や住宅関連を中心とした製造業、さらに深刻な人手不足が続いている医療、福祉が大幅に増加しています。他方、10月の完全失業率は5カ月連続で2.8%と横ばいで推移してきており、同省では「雇用情勢は着実に改善している」と分析しています。


さて、毎年、話題になるのがその年の流行語ですが、今年はこんな言葉が流行ったようです。

流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」

自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選考する「2017ユーキャン新語・流行語」で、年間大賞に「インスタ映え」「忖度」を決定しました。また、トップ10には、「35億」「Jアラート」「睡眠負債」「ひふみん」などが選ばれました。大賞となった「インスタ映え」はSNS「インスタグラム」に写真をアップして見栄えがいいことを意味し若者を中心に使われ出し、「忖度」は森友・加計学園問題で、気持ちを推し量り対応するとの意で、連日、マスコミで報じられました。


そして、これもまた大きな変化と言えるのは天皇陛下のご退位の問題です。
「お気持ち」を発表されてから各界で多くの議論が交わされたようですが、ようやくご退位、新天皇の御即位の時期も決まったようです。

新天皇即位と改元、2019年5月1日決定

政府は12月8日の閣議で、天皇陛下の退位日を2019年4月30日とし、翌日の5月1日に新天皇として皇太子が即位するとともに、改元する政令を正式決定しました。退位される天皇陛下は「上皇」、皇后さまは「上皇后」となり、皇位継承順第1位となる秋篠宮さまは「皇嗣」に就くことになります。新天皇即位と併せて改元される元号について、政府は「国民生活への影響を考慮する」として来年半ばに公表する方針です。



新天皇の御即位、改元まであと1年と4ヶ月、そして来年は東京オリンピックまであと2年を切って来ます。きっと、あっという間に改元、そして東京オリンピックも迎えてしまうのでしょう。

皆さん、今年はどんな一年だったでしょうか?
今年は酉年でした。酉年は取り=採り=「商売繁盛・収穫」の年と言われます。きっとたくさんの新しいご商売が産まれたものと思います。

来年の干支は戌、戌年は「守りの年」だそうです。今年始まった新しいお取引先へのアフターフォロー、リスクヘッジをすることで、既存のお客様を守りまたそれが信頼と商売へとつながっていく・・・そんなことも気にして素晴らしい一年を過ごしたいものです。

いくつもの忘年会を乗り切ってあと数日、ここで体を壊しては元も子もありません。仕事納の日まで、しっかりと体調を管理して良い新年をお迎えください。