メールマガジン 2018年2月26日号を掲載しました

第59号


藤沢法人会 メールマガジン会員の皆様

年度末が近づきつつある2月の後半です。
ピョンチャンの冬季オリンピックでは日本人選手の目覚しい活躍もありました。
2020東京オリンピック・パラリンピックまであと2年、この2020年にも大いに日本人選手が活躍して欲しいものです。
2020年にはどんな選手が活躍し、そしてどんな日本になっているのでしょうか?
どうやら景気は回復基調ですが、個人消費はまだまだ堅調なようです。

さて、今月は政府の発表の景気のお話からお読みいただきます。

▼今月のトピックス!▼

  1. GDP、8四半期連続でプラス成長

  2. 景気判断、約4年ぶりに「緩やかに回復」に

  3. 自動車、世界販売で国内6社が過去最高

  4. 家計消費支出、4年連続で減少

  5. 小中生のお年玉の使い道1位は「貯金」

  6. 特殊詐欺、7年連続で増加

  7. 花粉症、高齢ほど「軽症」傾向に

 

GDP、8四半期連続でプラス成長

内閣府は昨年10~12月期の国内総生産(GDP)が実質で前期比0.1%増、年率換算で0.5%増となったと発表しました。8四半期連続(2年間)でのプラス成長となり、プラス成長が8四半期連続続いたのは1986年4~6月期から1989年1~3月期まで12四半期連続となったバブル期以来のことで、約28年ぶりとなります。個人消費(前期比0.5%増)や設備投資(同0.7%増)の内需が堅調で推移し、景気回復が本格軌道に乗り、今後、長期に及ぶかは消費拡大に向けた「賃上げ」が焦点となるそうです。


景気判断、約4年ぶりに「緩やかに回復」に

政府は1月の月例経済報告で景気判断を「緩やかに回復している」に引き上げました。「緩やかに回復している」との判断表現をしたのは、2014年3月以来、約4年ぶりとなります。また、内閣府は、2012年12月から続いてきている現在の景気拡大が5年を超えて、戦後2番目の長さに達した可能性があるとの認識を示しており、これを受ける形で月例報告では、景気の先行きについて「緩やかな回復が続くことが期待される」と表現しています。


また、世界の景気も悪くないようです。

自動車、世界販売で国内6社が過去最高

国内自動車主要8社が発表した2017年の世界販売台数によると、トヨタ・日産・ホンダ・スズキ・マツダ・スバルの6社が過去最高の販売台数を記録したことが分かりました。世界的な景気回復が後押ししているものとみられ、とくに、中国をはじめとするアジアでの販売台数が大きく伸びていることが挙げられています。その中国では、トヨタ・日産・マツダも過去最高を記録するとともに、マツダと三菱自動車は米国の販売台数を上回っており、競争が激しい米国から中国市場へシフトしつつあることも示しています。


ところが、個人消費はまだまだ堅調だというニュースも散見します。

家計消費支出、4年連続で減少

総務省が発表した2017年家計調査よると、2人以上の世帯の消費支出は前年比0.3%減の月平均28万3027円だったことが分かりました。減少は4年連続で、調査対象の全10費目の中で、「食料」、「教育」、「教養娯楽」の減少が目立ちました。他方、勤労者世帯の実収入は実質で前年比0.7%増の53万3820円となり、増加は3年連続となりました。収入が増加し支出が減少していることに関し、同省では「若い世代を中心に貯蓄に回している」と分析している。


この傾向は何と、子供の世界でも現れているようです。

小中生のお年玉の使い道1位は「貯金」

バンダイが小学1年から中学3年までの子どもを持つ親を対象に行なったお年玉に関する意識調査によると、お年玉の平均額は前年比1287円少ない2万4424円でした。もらった相手は祖父母が91.3%、叔父・叔母が67.3%、父母が64.4%でした。お年玉の使い道については、「貯金」が最も多く、次いで「ゲーム機・ゲームソフト」、「玩具・カードゲーム」が続きました。首位の「貯金」は2年連続で、貯蓄志向がみられたと同社では指摘しています。


貯蓄に回すことは悪いことではありませんが、高齢の方々がせっかく貯めた大切な財産を狙う悪質な犯罪も後を立つことなく増加傾向は続いているようです。

特殊詐欺、7年連続で増加

警察庁のまとめによると、2017年1年間での「おれおれ詐欺」などの特殊詐欺の認知件数は前年比28.6%増の1万8201件に上ったことが分かりました。7年連続での増加で、被害額は約17億4千万円減少したものの、390億3千万円と依然高い水準にあります。手口別にみると、子や孫を装った「おれおれ詐欺」が8475件(被害額203億4千万円)、有料サイト利用金名目の「架空請求詐欺」が5754件(同127億9千万円)で、この2手口で全体の8割近くを占めました。


さて、立春も過ぎて徐々に日が伸びて、だんだんと暖かくなるはずですが、まだまだ寒い日も多いですね?
これから暖かい日が続くと悩ましいのは花粉の飛散、毎年憂鬱な方も少なくないことでしょう?

花粉症、高齢ほど「軽症」傾向に

ロート製薬が20~79歳を対象に行なった花粉症に関する症状に関する調査で、「軽症」と回答した人は、20代で30.1%、40代で39.3%、60代以上で61.1%だと、高齢になるほど「軽症」となる傾向がみられました。また、花粉症になった0~16歳の子どもを持つ保護者を対象にした調査で、鼻の奥に炎症が拡がる副鼻腔炎と診断された子どもは36.2%で、診断はされてはいないものの、副鼻腔炎の症状が出た子どもを加えると56.4%と半数を超え、20~79歳の45.0%を上回りました。



現代病と言ってもいいのでしょうか?いずれにしても、花粉症に悩む人はたくさんいます。
花粉症対策グッズもたくさん出回ってはいますが、今から対策をとって春を待ちたいですね?
まだまだ寒い日もあるようです。体調に気を付けて年度末をお迎えください。